1979 Pacific typhoon season

1979年の台風(太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。台風の発生数は24個であった。 日本では終戦直後の1947年から、1953年の台風2号(ジュディ台風)まで、台風の国際名としてアメリカ式の英語名を採用していたが、当時のアメリカでは女性名のみを使っていたので、日本での台風の命名もすべて女性名であった(カスリーン台風、ジェーン台風など)。しかし、この命名法は男女同権に反しており性差別につながるなどとして、世界気象機関 (WMO) から改善の要求があり、この年からは男性名・女性名を交互につける方法に改められ、この年の台風1号まで女性名のみの表が使われていたものが、台風2号からは男性名を含んだ表に改められた。そして、この年の台風3号(セシル)は、初の男性名台風となった。 詳細は「台風の国際名」を参照 台風1号は早くも1月2日に発生。1951年の統計開始以来、当時としては最も早い日時の台風発生となり、現在でも2019年の台風1号に次ぐ史上2番目の早さとなっている。 10月の台風20号は、海上において史上世界で最も低い中心気圧となる870hPaを記録し、その後日本列島を縦断して全国的に影響を及ぼした。 日本に接近した台風の数は7個と比較的少なかったが、うち前述の台風20号を含む3個(平年並み)が本土に上陸した。

1979 Pacific typhoon season

1979年の台風(太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。台風の発生数は24個であった。 日本では終戦直後の1947年から、1953年の台風2号(ジュディ台風)まで、台風の国際名としてアメリカ式の英語名を採用していたが、当時のアメリカでは女性名のみを使っていたので、日本での台風の命名もすべて女性名であった(カスリーン台風、ジェーン台風など)。しかし、この命名法は男女同権に反しており性差別につながるなどとして、世界気象機関 (WMO) から改善の要求があり、この年からは男性名・女性名を交互につける方法に改められ、この年の台風1号まで女性名のみの表が使われていたものが、台風2号からは男性名を含んだ表に改められた。そして、この年の台風3号(セシル)は、初の男性名台風となった。 詳細は「台風の国際名」を参照 台風1号は早くも1月2日に発生。1951年の統計開始以来、当時としては最も早い日時の台風発生となり、現在でも2019年の台風1号に次ぐ史上2番目の早さとなっている。 10月の台風20号は、海上において史上世界で最も低い中心気圧となる870hPaを記録し、その後日本列島を縦断して全国的に影響を及ぼした。 日本に接近した台風の数は7個と比較的少なかったが、うち前述の台風20号を含む3個(平年並み)が本土に上陸した。